成田の散財月報

みないで

どうして家をきれいにしないといけないのか

 今までさんざん物を減らしたり、家事の効率化などを進めてきたが、なぜそうする必要があるのかというのを説明してこなかったので今回はそれを説明していく。

 

ここまで徹底的に物を減らしたり、効率化を求めるようになったのは就職して数カ月後だったと思う。

 

入社後はしばらく残業がなく、毎日定時に帰っていたので、家(一人暮らし)に帰ってきても家事をする余裕があったし、なにより学生気分が抜けていなかったのである意味無敵な社会人だった。一緒に引っ越しやった人は覚えているかもしれないけれど、家はものだらけだったし、そんなにきれいではなかった。

 

数カ月後から残業が解禁され、残業が当然のような日々になっていくと、洗濯物や洗い物がたまり、洗濯は週末にやって、食器は数日に一回処理するというのがルーチンになっていった。洗濯も食器も溜まると匂いがして、気分が良くない。

 

洗い物問題は、すぐに食洗機を導入し、都度洗浄することによって解決されたが、洗濯問題は当時どうすることもできずに、問題に気づいてから半年くらいはそのままになってしまった。

 

入社後半年くらいで引っ越しをして、引越し先では洗濯の効率化をするために、除湿機を購入した。これを使うと夜に干しても朝になったらだいたい乾いているので便利だったが、夜に洗濯すると音が気になってしまうのでやらなくなってしまい、今までのように休みの日にやる生活に戻ってしまった。

 

そこで、すぐにドラム式洗濯機を当時15万円くらいで購入して、この問題は完全に解決された。2日に1回くらいのペースで洗濯ができるようになった。今まで6日に1回洗濯をしていたとして、2日に1回のペースになると、服やタオルが今までの3分の1で済むことになるので、このあたりからミニマリスト傾向になっていったと思う。

 

それと確か同時期にルンバも購入した。それまでは週に1回やるかやらないかくらいでしか掃除機がけをしていなかったのだが、2日に1回掃除機がけを自動でしてくれるようになった。

 

その後はデスクトップPCをなくしたり、パソコン机をなくしたり、割と大物をどんどん処分していって、現在に至る。

 

 

 なぜこんなことをするのかというと、人間は視覚による情報が約80パーセントを占めるという(研究結果が正しいか否かはここでは重要ではない)生き物なので、家に帰ってきて、床に物が放置されていたり、やるべき家事が残っていると、それをみるだけで疲れてしまう。

 

なので、これらのことを実行して、家に帰ってきたら風呂に入って飯食って寝るだけ!それ以外は何もしなくていいという状況を作るようにした。

 

 ここからは完全に自分の体験談で、示すことのできるデータはないのだが、やるべきタスクが同じ量だったとしても、きれいに整理整頓された環境と、乱雑にされた環境での作業を比較すると、圧倒的に前者のほうが作業のスピードが早くなる。これは仕事をしている時に気づいたのだが、体感10%くらい作業効率が上がる。

 

もちろん便利な家電を導入して自動化するのは大事なのだが、便利な家電を導入しているのにも関わらず、家の中が整理整頓されていない状態だと、確実に効率が落ちた生活になってしまう。効率を求めない人ならば別にいいのだが、自分はいかにやらなくていいことをやらないかということを常に考えているので、少しでも効率のいい方法があればそれを導入していきたいという考えで、昨年あたりから家の中をきれいにするようになった。

 

家事の自動化は時間を作るため・無駄なことをしないようにすることであり、整理整頓は自動化できないことのパフォーマンスの向上のためにしなければいけないと考えている。

 

まずは便利な家電を導入し、今まで費やしていた無駄な家事の時間を整理整頓に費やしてみてはどうだろうか。一回きれいにしてしまえば、あとは使ったものをもとの位置に戻すだけで意識して掃除する機会は殆どなくなる。

 

と、色々と書いているが、当の本人は試行錯誤していて、来年の今頃にはまた違うことを言っているかもしれない。